「ERP導入事例に学ぶ導入の進め方」は、情報処理振興事業協会(IPA)地域情報化支援センターのご支援とご協力により、株式会社アイネスが受託し、ERP研究推進フォーラムが制作を支援して完成いたしました。本書の使命・目的は、日本企業におけるERP導入の加速・推進に役立つことです。また、そのために必要とされる人材を育成することです。
ERP導入は、単なる新しい情報システムの構築をパッケージソフトウェアで行うといったものでなく、企業を変革させるために、業務革新、経営革新、さらには企業風土・文化の革新を進めるといった側面が必要とされます。このため、日本企業におけるERP導入は決して容易ではありません。多くの困難と課題を乗り越えることが必要とされています。また、日本企業が多くの困難と課題を乗り越えてERP導入を成功させるためには、ERP導入を自ら主導する立場の経営者、具体的なERP導入プロジェクトを推進する立場のプロジェクトリーダの両面での人材の育成が強く要請されています。
本書は、すでに先進的にERP導入を成功させている日本の企業、現在ERP導入に取り組んで成果に結び付けようとしている日本企業の40社に及ぶ導入事例を紹介するとともに、それらの事例を横断的に分析することで、ERP導入を成功させるための経営者およびプロジェクトリーダの役割と行動を明らかにして、日本企業における人材育成のための実践的な教材を提供しています。
本書の対象とする読者は、まず第一に企業の情報化戦略を統括する経営者とそれを補佐する立場の管理者です。さらに、具体的に企業のERP導入プロジェクトを統括するプロジェクトリーダとなる経営者、管理者の方々です。また、企業のERP導入プロジェクトを支援する立場のパートナ企業の方々です。
本書がこれらの方々に、実践的なガイドブックとして有効に活用されることを願っています。
- 総ページ 約570ページ
- 40事例からみたERP導入の成功を探る
- 大企業から中小企業にいたる事例を解説
- 事例ビデオテープ(株式会社トーキン、国際航業株式会社、各巻約20分)