2002 日本と米国におけるERP導入状況の分析
 ◆ 紹 介
タイトル: 2002 日本と米国におけるERP導入状況の分析
資料NO.: ERP-6013-0
著者: ERP研究推進フォーラム・情報サービスグループ
発行: ERP研究推進フォーラム
発行日: 平成14年(2002)9月(初版)
販売価格: 一般価格 36,750円(税込)
会員特別価格 15,750円(税込)
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ERP研究推進フォーラム
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備考: 調査設計:ERP研究推進フォーラム・情報サービスグループ
調査担当:日経マーケット・アクセス、Washington CORE
 ◆ 目次


I. 企業アプリケーション・システムの導入状況に関する調査2002の分析(日本)

要約・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
全体概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
1.調査概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
2.回答企業プロフィル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
詳細編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
■問1.経営課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
■問2.情報システムの課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
■問3.システム関連の予算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
■問4.IT投資効果評価に対する取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
■問5.システム化している業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
■問6.アプリケーション・システムごとの増減・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
■問7.企業アプリケーション・システムが対応するべき課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
■問8.ERPの導入状況や認知度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32
■問9.2年前と2年後のERPの導入状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
■問10.ERPに対する期待度と満足度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
■問10−SQ.ERPで改革や機能強化の対象とした業務と満足度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
■問11.ERPとBPR(業務改革)の関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
■問12.ERPに対する投資額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48
■問13.導入した/導入予定のERPパッケージと選択理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51
■問15.ERPパッケージの認知度と印象・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58
■問16.ERPを導入しない/利用を中止した理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64
■問17.その他企業アプリケーション・システムの導入状況や認知度・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66
■問18.導入した/導入予定のSCM/CRMパッケージと選択理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 72
■問20.SCM/CRMパッケージの認知度と印象・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78
■問21.パッケージの選択で有効だった情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 82
■問22.ERPと企業アプリケーションの統合や連携・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 83
■問22−SQ.ERPとECやEDIとの統合や連携・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 90
■問23.ASPの利用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 94
■問24−SQ.ASPの利用分野・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97
■問24.ERPなどのパッケージ・ベンダーやSIerに実現/改善してほしい点・・・・・・・・・・・・ 101



II. 米 国 に お け る ERP 導 入 状 況 の 分 析

キー・ファインディング・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1 米国ERP市場の動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
1.1 米国ERP市場規模 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
1.2 次世代ERPへの注目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
2 調査結果の分析・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
2.1 ユーザー企業の規模によるERP使用状況分析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
2.2 新規ERPユーザー企業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
2.3 ベンダー別ERP使用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
2.4 モジュール別ERP使用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
2.5 業界別ERP使用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
【添付資料】 2002年フォーチュン1000 ERPユーザー企業マスターリスト・・・・・・・・・・・・・・・ 37
 ◆ 概要

I.企業アプリケーション・システムの導入状況に関する調査2002の分析(日本)

◎企業の経営課題、情報システム課題
例年多い収益、売上、コストを除くと、「顧客満足度の向上」が浮上。一方、「経営情報のリアルタイム、詳細把握」「全社情報システムの統合と活用」は4割台と根強い。情報システムに関しては、「セキュリティー」と「リテラシー向上」が課題に登場。【問1.問2】

◎基幹業務のパッケージ化の流れは明らか。2年後にはERPが上回る
「会計」「財務」「人事」は半数以上がパッケージを利用。今後は「生産」「物流」「販売・在庫」「購買」等のパッケージ化が進む。
2年後にはパッケージの中でERPパッケージが非ERPパッケージを上回る。【問5】

◎企業アプリケーションが対応すべき課題(次世代ERPの要件)
「ビジネスプロセスにおいて企業間のオープンなBtoBの比重が増大する」「Eビジネスに対応できるビジネスプロセス改革に貢献する」「必要な情報をいつでもどこでも(ユビキタスに)使えるようにする」など比較的実務レベルの課題が上位を占める。
次世代ERPの重要責務とした「買収・合併など事業構造改革のビジネスプロセスのサポート」や「バリューチェーン全体をカバーする企業間コラボレーション活動をリアルタイムにサポート」など大胆な経営改革の実行に対する課題認識は未成熟。【問7】

◎ERPへの期待度、満足度
「経営情報のリアルタイムあるいは詳細な把握」,「全社あるいは部門における情報共有と活用」,「業務の効率化によるコスト削減」には期待感強し。総合判断では、期待している企業が8割近くに達する。
満足度は,期待度の高い項目でも,その比率は5割台にとどまり期待度とのギャップはかなり大きい。総合的に評価すると満足が半数に上っている。【問10】

◎パッケージ選択に有効な情報
最も有効な情報は「自社の業務との適合度」「自社の業種との適合度」「企業規模への適合度」に集中。「パッケージの同業他社への導入事例」情報へのニーズも高い。今後のパッケージ関連情報検討に際しては事例からのアプローチも重要という結果に。【問21】

◎ERPと企業アプリケーションの統合や連携
ERPを導入済みの企業に限っての調査。既存システムとは58.0%が統合/連携済みである。レガシー・システムを生かしながらERPとの統合を図ろうとする姿勢が鮮明である。SCM,CRMとERPの統合済み企業は少数。SCM,CRM自体の導入が1桁という実態では当然の結果。ECとの連携は2割前後。【問22】



■基幹業務のパッケージ化の流れは明らか。2年後にはERPが上回る

「会計」「財務」「人事」は半数以上がパッケージを利用。今後は「生産」「物流」「販売・在庫」「購買」等のパッケージ化が進む。
2年後にはパッケージの中でERPパッケージが非ERPパッケージを上回る。




■ERPなどの各種アプリケーションが企業システム全体に占める比率の増減予想では、 ECの増加企業が60.5%と最も多い。

ERPなどの各種アプリケーションが企業システム全体に占める比率の増減予想を聞いた。ECの増加企業が60.5%と最も多い。ERPは33.9%,SCMが36.1%,CRMは46.6%だった。レガシー・システムを増やすとする企業は5.6%と少数である。レガシーを除いてアプリケーションを減少させる企業はごく少数である。1年前の調査と比較すると,ERPやSCMは増加企業の比率が低下した。ERPは38.3%から約4ポイント,SCMは42.6%から約6ポイントのダウンである。CRMはほぼ横ばいである。前年、増加がCRMを上回ったDWHは大幅なダウンとなった。レガシーの増加企業も1ポイント減っている。






II. 米国におけるERP導入状況の分析

◎フォーチュン1000のランク別で見ると、フォーチュン50で74%、フォーチュン100で75%がERPユーザー企業であり、昨年に引き続いて米国最大手企業で積極的にERPが使用されていることが判った。また、フォーチュン50、同100での収益に占めるERPユーザー企業の収益シェアもそれぞれ84%、84%と高く、ERPを利用することで企業収益率を高める効果が極めて高いことがわかる。

◎主要ERPベンダーのSAP、PeopleSoft、Oracle、Baan/Invensys、JD Edwardsの5社を鑑みると、2000年度、2001年度に引き続いてSAPの利用企業数が圧倒的に多く、140社での利用が確認された。SAPに続きPeopleSoftとOracleの追い上げも著しい。尚、調査対象ベンダー下位5社のQAD、Lawson、MS Great Plains、IFS、Epicorは、主に中小企業を顧客層として捕らえていることから、大企業で構成されるフォーチュン1000企業での利用は少ない。

◎2002年度は、従来のERP機能をバックボーンとして、他のベンダーのツールを追加で導入することで、ERP機能を拡張した「次世代ERP」を追求する傾向が顕著に見られた。例えば、Ford Mortorsでは、既に導入しているBaan/Invensys、SAP、OracleのERPシステムに追加して、Plumtree社の従業員向けポータル・モジュールを追加し、社内の様々なユーザーが既存のERPシステムにアクセス可能な環境作りを実現して、ERP機能を拡張している。

◎ERPベンダーの業界別導入状況を見ると、SAPは製造業をはじめとするあらゆる業界で強みを発揮しており、続くPeopleSoftは金融サービス業に焦点をあてた戦略が成功している。



■「次世代ERP」の実現に向けた取り組みが行われ、ERP機能の強化・拡張を目指した方向に変化


米国ERP市場においては、現在顧客企業に導入している既存の基幹ERPを「バックボーン」として、さらにSCM、CRM、調達などの機能を追加、またその利用を社内だけではなく顧客や顧客企業、サプライヤー、提携企業などの外部のステークホルダーに拡張、「バリュー・チェーン」を構築していくという「エクステンドERP」、あるいは「次世代ERP」の実現に向けた取り組みが行われている等、ERP機能の強化・拡張を目指した方向に変化しております。

企業が持つERPシステムの機能を拡張、また社内、社外へのアクセスを広げて行くという次世代ERPにおいては、ウェブを通じたデータへのアクセスが非常に重要なポイントとなってくる。最近では次世代ERPの新たな機能の一環として、企業とそのパートナー企業との間で共通のウェブフロントを作り、コラボレーションに必要な情報をそれぞれのエンタープライズシステムから引き出し、ウェブサイトに反映させることができる「ウェブ・サービス機能」にも注目が集まっている。

図 1 業界別にみたERPユーザー企業数シェア


■2002年度のフォーチュン1000でERPを使用しているのは63業界へと拡大

2002年度のフォーチュン1000は68業界で構成されており、そのうちERPの使用が確認できたのは63業界であり、ERP利用の裾野が広がっている。ERPユーザ企業の多かった上位業界は2001年度よりほぼ変化はなく、化学品やガス・電気、自動車・自動車部品などが確認された。

表 1 本調査で対象となった企業数と売上高のシェア

フォーチュンランク ERP利用が確認された企業数(累計)企業総数に占める割合総売上高(累計:百万ドル) ERPユーザー企業の総売上高(累計:百万ドル)総売上高に占める割合
フォーチュン 50 37 74% $3,165,205 $2,531,390 80%
フォーチュン 100 75 75% $4,425,262 $3,492,769 79%
フォーチュン 200 128 64% $5,809,745 $4,240,626 73%
フォーチュン 500 227 45% $7,420,326 $4,789,830 65%
フォーチュン 1000 284 28% $8,366,904 $4,900,691 59%

米国経済の低迷や市場の成熟化が懸念される中でも、2001年のERP市場が若干ながらも成長したことが米国市場調査会社のAMR Researchの調査で判っている。AMR Researchがソフトウェア・ベンダー数百社及びエンド・ユーザー企業を対象にして2002年前半に行った調査よると、2002年のERPアプリケーションの売上高は210億ドルとなり、2006年には310億ドル規模にまで達すると予測されている 。

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