『2003 日本と米国におけるERP導入状況の分析』
 ■ 紹 介
タイトル: 『2003 日本と米国におけるERP導入状況の分析』
資料NO.: ERP-7013-0
著者: ERP研究推進フォーラム・情報サービスグループ
発行: ERP研究推進フォーラム
発行日: 平成15年(2003)9月(初版)
販売価格: 一般価格 36,750円(税込)
会員特別価格 15,750円(税込)
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ERP研究推進フォーラム
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備考: 調査設計:ERP研究推進フォーラム・情報サービスグループ
調査担当:Washington CORE、株式会社アイ・ティ・アール
 ■ 概要
I.2003企業アプリケーション・システムの導入状況に関する調査の分析(日本)

  ERP研究推進フォーラム・情報サービスグループでは「2003企業アプリケーション・システムの導入状況に関する調査」〜ユーザーアンケート調査報告書〜 として2003年5月に報告書を発行しました。
今年度のアンケートは、新しい観点から
(1)「IT投資効果評価」の実態 (2)「次世代ERP」の課題 (3)ERP導入ユーザーの「期待度、満足度」 (4)ERP導入や運用に向けての不安・課題  (5)ユーザー企業の主要IT投資分野への注力動向 の5点の調査項目を重点的に取り上げました。

この「2003企業アプリケーション・システムの導入状況に関する調査」報告書を基に新しい視点での更なる分析をほどこすと同時に経年変化など詳細な分析と解釈を付け加え、トレンドの把握も可能とするよう纏めました。

目次
第1章 調査概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
 1.1 エグゼクティブ・サマリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
 1.2 調査の要領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
 1.3 回答企業プロフィル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
   1.3.1  回答企業の業種別内訳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
   1.3.2  回答企業の売上高内訳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
   1.3.3  回答企業の従業員数内訳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
   1.3.4  回答企業の業種別に見る売上高比率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

第2章 企業の抱える課題とIT投資 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
 2.1 企業が抱える経営課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
   2.1.1  経営課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
 2.2 情報システムの課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
   2.2.1  情報システム課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
 2.3 IT投資効果評価に対する取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
   2.3.1  評価への取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
   2.3.2  評価測定における指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
   2.3.3  評価における課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

第3章 主要IT投資分野への注力動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
3.1 企業におけるIT注力動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
   3.1.1  分野別注力度の現状と今後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
   3.1.2  分野別注力度の動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
3.2 投資分野毎に見る注力動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
   3.2.1  インフラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
   3.2.2  セキュリティ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
   3.2.3  ERP・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
   3.2.4  SCM関連・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
   3.2.5  CRM関連(SFA,CTI含む)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
   3.2.6  EC関連(EDI、WebEDI含む)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29
   3.2.7  データウェアハウスやBI(OLAPなど)ツールなどのデータ分析・活用系・・・・30
   3.2.8  ナレッジ管理などの情報共有・活用系	 31
   3.2.9  PDM(製品データ管理)/PLM(製品ライフサイクル管理)・・・・・・・・・32
   3.2.10 連結経営システム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
   3.2.11 レガシーシステム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34

第4章 ERPへの取組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
 4.1 企業アプリケーション・システムとしてのERP導入・・・・・・・・・・・・・35
   4.1.1  主要業務のERP化の現状(2003年)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
   4.1.2  主要業務のERP化予定(2004年)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
   4.1.3  業種別、売上高規模別、主要業務分野のシステム化動向・・・・・・・・・・・37
 4.2  ERPの導入実態 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
   4.2.1  ERPの導入状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
   4.2.2  売上高規模別の経年変化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45
 4.3  ERP導入における課題と導入中止理由 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・49
   4.3.1  ERP導入における課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49
   4.3.2  ERPを導入しない(中止した)理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51
   4.3.3  ERP導入に向けての課題と導入中止理由・・・・・・・・・・・・・・・・・52
 4.4  ERPとBPRの関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
   4.4.1  ERP導入とBPRとの関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
   4.4.2  導入段階による比較・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
 4.5  ERPへの期待度、満足度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57
   4.5.1  ERPへの期待度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57
   4.5.2  ERP導入の満足度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61
   4.5.3  ERP導入の期待度と満足度の対比・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65
   4.5.4  目標値設定と満足度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67
 4.6  ERP投資額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68
   4.6.1  業種別、売上高規模別ERP投資額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68
   4.6.2  ERP投資額の内訳比率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・69
 4.7 選択したERPパッケージと選択理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70
   4.7.1  導入した/する予定のERPパッケージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・70
   4.7.2  複数パッケージの導入状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72
   4.7.3  パッケージの選択理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72
 4.8  ERP運用への不安・課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74
   4.8.1  ERP運用への不安・課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74

第5章 企業アプリケーション・システムへの取組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・76
 5.1 SCMへの取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76
   5.1.1  SCMの導入状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76
   5.1.2  導入済み、リアルユーザー(経年変化)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・79
   5.1.3  ERPとSCMの導入状況の関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・79
   5.1.4  選択されたSCMパッケージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80
   5.1.5  SCMパッケージの選択理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・81
 5.2 CRMの導入状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82
   5.2.1  CRMの導入状況(全体)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82
   5.2.2  導入済み、リアルユーザー(経年変化)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85
   5.2.3  ERPとCRMの導入状況の関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85
   5.2.4  導入済み/予定のCRMパッケージ製品・・・・・・・・・・・・・・・・・・86
   5.2.5  CRMパッケージの選択理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87
 5.3 関連アプリケーションの導入状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88
   5.3.1  個別アプリケーション別動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88
   5.3.2  業種別、売上高規模別のアプリケーション導入状況・・・・・・・・・・・・・90
 5.4  ERPと他のアプリケーションの統合・連携 ・・・・・・・・・・・・・・・・95
   5.4.1  ERPと他のアプリケーションの統合・連携(全体)・・・・・・・・・・・・・95
   5.4.2  業種別、売上高規模別の統合・連携状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・98
 5.5  ERPとEC/EDIとの統合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
   5.5.1  ERPとEC/EDIとの統合状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
   5.5.2  業種別、売上高規模別の統合状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
 5.6 Eビジネスと企業アプリケーション ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107
   5.6.1  企業アプリケーションが対応すべき課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・107
   5.6.2  業種別、売上高規模別の関心度指数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・110
 5.7 パートナー企業との情報共有 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・112
   5.7.1  パートナー企業との情報共有状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・112

(1) 企業が抱える経営課題
●最も多数の企業があげた課題は、「利益率の向上」となり、81.4%の企業が選択している(図2-1)。次いで「業務効率化によるコスト削減」「売上高の増加」が72.7%および66.9%と続き、利益に直結する課題が上位を占めた。これらの後には、「顧客満足度の向上」が55.4%、「競争力ある製品の開発」が51.2%と過半数で選択されている。

●業種別に見ると、非製造業では、いずれの業種でも前項の全体結果と同じく「利益率の向上」「業務効率化によるコスト削減」「売上高の増加」が、上位3項目にあげられている。ただし、製造・建設業では、上位2項目は同様であるが、3位には「競争力ある製品の開発」が68.3%を占める。また、流通業では「顧客満足度の向上」が70.5%と他業種に比べて高い。「全社情報システムの統合と活用」に関しては、製造業およびサービス業においては4割を超えているものの、金融業では3割未満と少ない。

●売上高規模別に見ると、1,000億円以上の企業では、「業務効率化によるコスト削減」がトップ、次いで「利益率の向上」があげられている。3位には「顧客満足度の向上」が6割を占め、1,000億円未満の企業よりも重視されている傾向にある。逆に、「売上高の増加」は、1,000億円以上の企業では6割未満(4位)であるが、1,000億円未満の企業(「100億円未満・売上なし」を除く)では7割を超え、2位に位置している。

●前年比較 前年(2002年4月実施)の調査結果からの変化を見てみると、上位4項目は前回と同一であった。しかし、前年5位であった「全社的なBPR(業務改革)」(53.0%)は、今回の調査では46.3%と過半数を下回って6位となり、代わって「競争力ある製品の開発」が前回43.7%から今回51.2%へと上昇し、順位が入れ替わる結果となっている。(なお、今年調査では選択肢を一部変更した)







(2) ERPと他のアプリケーションの統合・連携

●ERPを導入済み(導入作業中の企業を含む)の企業(73件)を対象とし、ERPと他の製品との統合/連携の状況および予定を見ている。まず、ERP製品同士の統合/連携については、ここでの母数に複数製品を導入していない企業も含まれているため、「予定なし」が74.2%と多数を占めている(図5-22)。
ERP導入企業のうちでは、14.5%がERP同士をすでに統合/連携済みとし、「作業中」をあわせると22.6%となる。複数パッケージの導入比率は約23%であり、これと殆ど一致することは複数パッケージ導入企業がほとんどそれらを統合・連携させながら使っていると言える。

●SCMとの結果を見ると、「統合/連携済み」および「作業中」は順に9.0%および1.5%と少ない一方「予定なし」とする企業が58.2%と最も多い(図5-22)が、ERP導入企業のうちSCMも導入している企業は約18%であり、SCMの導入率の低さを考えると自然な結果であろう。

●CRMの場合も現在すでに「統合/連携済み」および「作業中」の企業は順に9.0%および3.0%と少ない一方「予定なし」とする企業が最も多く、50.7%と過半数を占めている(図5-22)。また「検討中」とする企業が37.3%存在し、CRMとERPも今後は統合/連携が増加すると見られる。

●前年比較 統合・連携済みと作業中の合計値で前年と比較する。「ERP同士」は19.0%から22.6%と3.6%増、「ERPと既存システム」は68.2%から71.8%と3.6%増、「ERPとDWH」は34.5%から35.8%と1.3%増、「ERPと連結経営」は20.9%から33.3%と12.4%と最も増加が大きい。
「ERPとSCM」は16.8%から10.5%と6.3%減、「ERPとCRM」は13.4%から11.0%と1.4%減、ERPとSCM,CRMとの統合連携は進んでいない。



図5-22. ERPと他のアプリケーションの連携 (2003)



II.2003米国におけるERP導入状況の分析

ERP研究推進フォーラム・情報サービスグループでは、米国大規模企業(2003米国フォーチュン1,000社対象)におけるERP導入状況の調査・分析を実施いたしました。
ERPに関しては日本に先行していると見られる米国におけるERPおよびその周辺状況を把握し、我が国におけるERPをめぐる環境変化の先読みを行うことで今後その推進、普及に際しての参考情報を取得しようとするものです。

米国における動向を多面的に掴むために「米国ERP市場規模」「引き続き注目される次世代ERPの傾向」「次世代ERP導入事例」「ユーザー企業の規模によるERP使用状況分析」「ベンダー別ERP使用状況」「モジュール別ERP使用状況」の各方面に焦点をあてて調査、分析を行いどのような取り組みが行われているか、どのような変貌をしようとしているかを纏めました。

目次

キー・ファインディング ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1  米国ERP市場の動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
 1.1  米国ERP市場規模・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
 1.2  引き続き注目される次世代ERPの傾向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
  ◆  「ベスト・オブ・ブリード」から少数精鋭ベンダーへ ・・・・・・・・・・・・ 4
  ◆   大手ERPベンダーによる市場形成図の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
  ◆   将来性が期待されるSCM市場及びCRM市場・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
 1.3  次世代ERP導入事例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
  ◆   SUPERVALU社(生鮮食料品販売、小売チェーン展開:フォーチュン81位)・・・・  9
  ◆   Alcoa社(アルミナ、化学品製造業:フォーチュン82位) ・・・・・・・・・・・13
  ◆   Molex社(コネクタ製造:フォーチュン751位)・・・・・・・・・・・・・・・・17
2  調査結果の分析・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
 2.1  ユーザー企業の規模によるERP使用状況分析・・・・・・・・・・・・・・・・・20
  ◆   フォーチュンランク別ERP利用状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
  ◆   フォーチュンランク別ERPユーザー企業の売上高状況 ・・・・・・・・・・・・24
  ◆   フォーチュンランク別ERPユーザー企業の利益状況 ・・・・・・・・・・・・・25
 2.2  ベンダー別ERP使用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
  ◆   主要ERPベンダー別ユーザー企業数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
  ◆   フォーチュンランク別ベンダー利用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・29
  ◆   フォーチュンランク別複数ベンダー利用状況・・・・・・・・・・・・・・・・30
  ◆   2003年度調査で異なるERPベンダーを新たに採用した企業 ・・・・・・・・・・32
 2.3  モジュール別ERP使用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
  ◆   モジュール別のERPユーザー企業数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
  ◆   主要ERPベンダー6社のユーザー企業にみるモジュール導入状況・・・・・・・・37
  ◆   同じベンダーの別モジュールを新規で導入したユーザー企業動向・・・・・・・39
 【添付資料1】  2003年フォーチュン1000 ERPユーザー企業マスターリスト ・・・・42
 【添付資料2】  2003年フォーチュン1000 全企業リスト・・・・・・・・・・・・・57


1 ユーザー企業の規模によるERP使用状況分析

フォーチュン1000企業のうち、調査対象期間内でトップベンダー10社によるERPの利用が確認された企業は267社である。

フォーチュンのランク別では、もっとも規模の大きなフォーチュン50企業のうちERPを利用している企業数は、フォーチュン50企業全体の72%を占める36社で、前年比1社減となっている。また、これらフォーチュン50企業でERPを導入している36社の売上高総額は2兆3,480億ドルで、フォーチュン50企業の総売上高全体の79%を占めている。

表 1 本調査で対象となった企業数と売上高の割合(2003年度調査)
フォーチュンランク ERP利用が確認された企業数
(累計)
ランク別企業総数に占める割合 総売上高
(累計:ドル)
ERPユーザー企業のランク別総売上高
(累計:ドル)
総売上高に占める割合
フォーチュン 50 36 72% 2兆9,687億
5,000万ドル
2兆3,480億
3,000万ドル
79%
フォーチュン 100 73 73% 4兆1,013億
3700万ドル
3兆1,814億
400万ドル
78%
フォーチュン 200 121 61% 8兆2,026億
7,400万ドル
3兆8,114億
1,700万ドル
47%
フォーチュン 500 215 43% 9兆7,633億
8,100万ドル
4兆3,387億
7,500万ドル
44%
フォーチュン 1000 267 27% 10兆6,709億
2,900万ドル
4兆4,339億
4,500万ドル
42%


2 「ベスト・オブ・ブリード」から少数精鋭ベンダーへ

ERPベンダーが自社のERPアプリケーションに併せてSCMやCRMソリューションの機能や内容を充実させることで、SCMやCRMソリューションを専門に取り扱うニッチ・ベンダーの市場競争力が劣っていることが懸念されている。これは、ユーザ企業の中でも特に大企業が「次世代ERP」を展開するにあたり、追加でSCMやCRM、その他ソリューションを導入する際のインテグレーションにコストや時間を費やすことを嫌うといった傾向が背景にある。このようなことから今後は、米国の大企業の間ではSCMやCRM専門のニッチ・ベンダーの製品をユーザ企業が自社戦略に合った組合せで導入する「ベスト・オブ・ブリード」が廃れるとした見方が有力である。

AMR Researchによると、特に大企業などのユーザ企業では、より少数のアプリケーション・ベンダーと提携して長く付き合うといったERP戦略が好まれており、多くのベンダーから様々なアプリケーションを導入することを避ける傾向があるという。SCMやCRMソリューションは、ソフトウェア単体のみを導入しても利用できず、バックエンド及びフロントエンドのシステムとの統合が必要であることが特徴である。このようなインテグレーションの手間を、SCMやCRMなどのソリューションを取り扱うERPベンダーと提携することで不要にすることが、ERPベンダーの最大の強みとなっている。

図 1 主要ベンダー10社別ERPユーザー企業数(2000年度〜2003年度調査)

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