『2005 ERPユーザー白書』
 ■ 紹 介
タイトル: 『2005 ERPユーザー白書』
資料NO.: ERP-9010-0
著者: ERP研究推進フォーラム・情報サービスグループ
発行: ERP研究推進フォーラム
発行日: 平成17年(2005年)9月(初版)
販売価格: 一般価格 45,000円(税込)
会員特別価格 22,000円(税込)
※送料は別途ご負担いただきます。
特記事項: 店頭では販売致しておりません。
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ERP研究推進フォーラム
【担当】高橋 和久
【電話】03-5787-8103
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備考: 調査担当:日経BPコンサルティング
 ■ 概要

 ERP研究推進フォーラム・情報サービスグループでは、日経BPコンサルティング社と共同でアンケート方式による「2005企業アプリケーション・システムの導入状況に関する調査」を行い「2005ERP市場の実態 ユーザーは取り組み見直しへ 需要は最高の伸び」のタイトルで2005年5月に発行いたしました。

 今年度は、新たな観点を付け加えた下記5点の調査項目を重点的に取り上げています。
(1)IT投資の重点分野、現在と将来
(2)ITアウトソーシングの実状と課題
(3)ERPおよび周辺アプリケーション導入の進展度、伸び率
(4)ERP乗り換えの実態
(5)ERPと周辺アプリケーション連携の進展度

 本報告書は、同調査結果をもとに、新しい視点でのさらなる分析をほどこすと同時に、経年変化など詳細な分析と解釈を行い、さらに関連する外部情報も付け加えた「分析編」としてまとめました。
 昨今、ユーザー企業のITに対する取組み姿勢が変化しており、ERPの今後の投資見直しや他のアプリケーションとの統合・連携など「活用の新たな展開」への指向が見られます。
 本資料により、我が国ユーザー企業のIT投資戦略や企業アプリケーションに対する取組み、さらにはERPへの取組み見直し動向について、最新トレンドの把握を可能とするものです。

■ 目 次
目次
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・T

第1章 調査概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

 1.1 エグゼクティブ・サマリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
  1.1.1 IT投資の方向性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
  1.1.2 ERP導入状況と様々な課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
  1.1.3 ERP導入の不安・課題と導入中止理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
  1.1.4 ERPへの見直し機運と今後の展開・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

 1.2 調査の要領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
  1.2.1 調査方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
  1.2.2 ERP導入プロセスと調査項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

 1.3 回答企業プロフィール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
  1.3.1 回答企業の業種別内訳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
  1.3.2 回答企業の売上高内訳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
  1.3.3 回答企業の業種別に見る売上高比率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
  1.3.4 回答企業の従業員数内訳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14

第2章 企業の抱える課題とIT投資・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
 2.1 企業が抱える経営課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
  2.1.1 経営課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15

 2.2 情報システムの課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
  2.2.1 情報システム課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18

 2.3 IT投資効果評価に対する取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
  2.3.1 IT投資効果の設定(事前評価)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
  2.3.2 投資実施後の効果モニタリング(事後評価)・・・・・・・・・・・・・・・・23
  2.3.3 事前評価と事後評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
  2.3.4 評価における課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

 2.4 ITアウトソーシングの実態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
  2.4.1 ITアウトソーシングの目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
  2.4.2 ITアウトソーシング対象と実態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
  2.4.3 オフショアの対象・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31

第3章 主要IT投資分野への注力動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32
 3.1 企業におけるIT注力動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32
  3.1.1 IT投資分野の注力度:現状と今後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32

 3.2 投資分野ごとに見る注力動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35

第4章 ERPへの取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43
 4.1 企業アプリケーション・システムとしてのERP導入・・・・・・・・・・・・43
  4.1.1 主要業務のERP化の現状(2005年)と将来(2007年)・・・・・・・・・・・43

 4.2 ERPの導入実態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
  4.2.1 ERPの導入状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
  4.2.2 業種別の経年変化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
  4.2.3 売上高別の経年変化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53

 4.3 ERP導入における課題と導入中止理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
  4.3.1 ERP導入における課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
  4.3.2 ERPを導入しない(中止した)理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58
  4.3.3 ERP導入に向けての課題と導入中止理由・・・・・・・・・・・・・・・・・60

 4.4 ERPとBPRの関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61
  4.4.1 ERP導入とBPRとの関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61

 4.5 ERPによるBPR効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63
  4.5.1 ERPによるBPRへの効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63

 4.6 ERPへの期待度、満足度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65
  4.6.1 ERPへの期待度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65
  4.6.2 ERP導入の満足度と期待度との対比・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70
  4.6.3 目標値設定と満足度、期待度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73

 4.7 ERP投資額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76
  4.7.1 ERPに対する投資額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76
  4.7.2 ERP投資額の内訳比率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78

 4.8 選択したERPパッケージと選択理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82
  4.8.1 導入した/する予定のERPパッケージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・82
  4.8.2 複数パッケージの導入状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88
  4.8.3 パッケージの選択理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89
  4.8.4 パッケージの変更・利用中止状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・94

 4.9 ERP運用への不安・課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99
  4.9.1 ERP運用への不安・課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99
  4.9.2 ERP運用段階での各ベンダーの関わり・・・・・・・・・・・・・・・・・102

 4.10 ERP運用・保守の外部委託・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
  4.10.1 ERP運用・保守の外部委託 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103

第5章 企業アプリケーション・システムへの取組み・・・・・・・・・・・・・・・・106
 5.1 関連アプリケーションの導入状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106
  5.1.1 個別アプリケーション別動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106
  5.1.2 SCMへの取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・108
  5.1.3 CRMへの取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・110
  5.1.4 その他アプリケーションへの取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・112

 5.2 ERPと他のアプリケーションの統合・連携・・・・・・・・・・・・・・・117
  5.2.1 ERPと他のアプリケーションの統合・連携・・・・・・・・・・・・・・・117
  5.2.2 業種別、売上高別の統合・連携状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・119

第6章 自由意見のまとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・127
 6.1 自由意見に見るユーザーからの問題提起・・・・・・・・・・・・・・・・・127

用語索引(付録)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・@


■IT投資の分野別注力度

●今回調査から、投資分野を「インフラ系」と「アプリケーション系」に分けて調査を行うよう変更した。特に、インフラ系に注目して、その投資傾向を把握したい理由は、以下のとおりである。
これからの企業のIT投資は、インフラの部分により傾斜していくものと考えられる。その背景とそれに伴う投資動向について仮説を立て、それに従って投資動向(注力度)を問うという形をとってみた。
企業のIT部門の課題は、下記のように考えられる。
(1)ITライフサイクル・マネジメントの考え方の浸透(EA:Enterprise Architectureの導入)
(2)脱メインフレーム
(3)レガシー資産の不良資産化を懸念(しかし捨てられない現実)
(4)「作らない」「共通サービス化」を指向(SOAの概念を具現化)
(5)コスト改革の要請(運用コストの負担大)
(6)セキュリティリスクの拡大
これらの課題に対して、インフラ系の投資対象分野として考えられるものは、以下の4分野である。
 1)IT運用管理
2)アプリケーション統合(EAI、ESB、Webサービス)
3)セキュリティ
4)ハード・ネットワーク
これらについて、投資注力度を問うことで、仮説を検証しようとした。この関係は本編、図表1-1-1で表している。

■ERPの導入状況:需要は回復基調

●今回の調査結果によるERPの導入状況を概括する。
ERPの導入が一層進展したと見られる。「導入済みで現在利用している」(21.7%)と「利用範囲を拡大しようとしている」(4.9%)とを合わせて「導入済み」が26.6%に達した。前回の調査に比べて6.8%増。2003年の落ち込みをカバーして回復基調に乗ったと見られる。(本編、図表1-1-3)
「導入決定し導入作業中」も、7.7%から9.2%と増加した反面、「導入の方向で検討・準備中」が12.1%から6.5%に減少。この段階は、導入予備軍と考えられるが、この急減は将来に不安を感じさせる。「検討したが導入中止」は12.2%から9.3%に減少。これは良い傾向。
売上高別で見てみると、3000億円以上:43.8%が導入済みで前回より16.2%増、1000億〜3000億円未満:31.7%で前回より8%増、300億〜1000億円未満:25.0%で4%増、100億〜300億円未満:23%で9.6%増、100億円未満:4.5%で前回の13%より低下した。
大企業は前年の反動で回復が著しいが、そろそろ飽和に近づくと見られる。堅調なのは、100億〜300億円の中堅企業であり、今後の期待度も高い。100億円未満はサンプルの関係でバラつきが大きく、傾向は読み取れない。
業種別では全業種で導入率が高くなったが、製造・建設は前回の24.8%から31.2%と6.4%高まっている。製造業がERP市場をリードしている。
非製造は、13.0%から19.5%と6.5%伸びたが、2003年の落ち込みの反動。2002年=>2004年は微増。製造と非製造の格差が広がる傾向にある。
 非製造では、流通の導入率が15.7%、金融が7.7%とあまり伸びていない、サービス業その他が導入率34.2%と導入が進んでいる点が注目される。

図表1-1-4. ERPの導入状況(2001〜2005)


■企業が抱える経営課題

経営課題として最も多くの企業があげたのが「利益率の向上」(74.9%)で、2位は「業務効率化によるコスト削減」(58.6%)、3位は「顧客満足度の向上」(50.2%)、4位は「売上高の増加」(49.3%)だった。この順位は昨年と同じ。利益を追求する傾向が強くなり、1位の比率が高まり2位との差が拡大したのが特徴だ。

図表2-1-2. 企業の抱える経営課題(前年(2005、2004)比較)


■主要業務のERP化の現状(2005年)と将来(2007年)

現状(2005年)
ERPと関連する主要な企業アプリケーション・システムについて、企業では、どのようにERP化を行っているかの現状を確認した。ここで調査対象としたのは、会計管理、財務管理、人事管理、販売・在庫、購買管理、生産管理、物流管理、SCM、CRM、経営管理の10の業務システムである。これらの業務システムについて、「独自開発」「ERPパッケージ利用」「他の業務パッケージ利用」「システム化していない」の4つの選択肢からシステム化の現状を確認した。
 会計管理、財務管理、人事管理の3業務ではパッケージの利用が半数を超えている。ERPパッケージでは、会計管理、財務管理が4分の1程度の利用率で他の業務よりも比率が高い。販売・在庫、購買管理、生産管理、物流管理では、パッケージ利用が20%前後で独自開発が主流。パッケージの中では、ERPパッケージがその他パッケージを上回っている。SCM、CRMは現状ではパッケージ利用は少ない。(本編、図表4-1-1)

図表4-1-3. システム化の取組み(現在(2005年)と将来(2007年)の比較)


■ERPに対する投資額(全体)

ERP導入済み企業の投資規模で回答率が最も高かったのは「3億円以上10億円未満」で31.6%。次いで、「1億円以上3億円未満」25.5%、「10億円以上30億円未満」17.3%と続く。前回調査で回答率が最も高かったのは「1億円未満」の29.5%だったことから、投資額は高まった。(図表4-7-1,4-7-2)

図表4-7-1. ERPに対する投資額(全体)


図表4-7-2. ERPに対する投資額(前年(2005、2004)比較)

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