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ERPの導入状況:2002年から2010年の9年間の経年変化で大きな傾向としては、明らかにERPの導入が進んでいる。ただし、2008年、2009年は経済不況の影響で一時的に減少したが、2010年は大きく回復し、元のトレンドに戻った。
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業務分野別システム化状況:2004年、2007年、2010年と3年おきにデータを比較する。2004年から2007年の比較では、取り上げた業務分野全てについて、明らかにERPパッケージの利用だけでなく、パッケージ化の流れが明確に出ている。一方、2007年と2010年の比較では、ERPパッケージ、他の業務パッケージとも、その利用率の増加が鈍っているか、減少しているものもある。これは、何か「潮目の変化」、つまり、従来のように、一本道でのERP化、業務パケージ化には向わない予兆とも考えられる。
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経営とITのシンポジウム(サミット):2006年から連続開催。テーマは一貫して「イノベーション
(変革)」である。そこに通底するコンセプトやメインタイトルを年を追って並べてみると、それは、
まさに時代背景の「写し鏡」といえる。
今年(2011年)は、目標としていた参加者全体の中でユーザー企業からの参加者比率が
50%をクリアした。申込者も1100名を超えた。申込者に対する実参加者の割合(来場率)は、
2011年に初めて70%を確保した。
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有識者、ユーザー企業インタビュー:全体として、多く登場した今後のトレンドを表す
キーワードは、・クラウド、・サービス化、・グローバル対応、・経営とIT
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インタビューより
●クラウド:クラウドに関しては、ほぼ全ての有識者、ユーザー企業のキーマンが言及してい
る。関心度は高そうだ。発言として多いのは、「現在はクラウドを含めて、全てが過度期」という認識のもとに、ウォッチしながら、適当な時期に乗り出そうという姿勢とみられる。ベンダーサイドは、未だビジネスモデルを確立しているように見えない。しかし、いずれERPがクラウド環境に取り込まれるという共通認識はある。
●サービス化:ERPのビジネスモデルとして、導入・カットオーバーまでで終わらせず、保守・
運用段階まで多段階でのサポートを目指す考え方を意味する。問題はサービスにどれだけ
付加価値をつけられるかだろう。
●グローバル対応:このキーワードも、ほぼ100%の回答者が取り上げている。今日、企業規模を問わず、海外展開をはかる企業は増える一方だ。これに対して、ITがどう対応するかが課題になる。特に中堅以下の企業をサポートするベンダーは、ユーザーニーズに応える体制(特に運用サポート)の構築・維持に悩むケースが多い。関連して、海外のIT事情の情報(特に中国・アジア)も求められている
●経営とIT:質問「IT(ERP)が経営に役立っているか」について、有識者の評価は総じて芳しくない。「役立っている」という回答でも、実は経営レベルでなく、マネジメントレベルであることが多い。経営のPDCAを回すために、戦略から業務プロセス遂行までの統合をERPで実現するなどIT側からのアプローチが必要との意見もある。同時に経営者の関心度を高めることも重要との声が多い。
●まとめ:インタビューの意見は多種多様であるが、極めて真摯かつ示唆に富む。この結果を如何に今後の活動に生かすかが、大きな課題として残されている。
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