ERP(EntERPrise Resource Planning)パッケージは経営革新の強力なツールとしてここ数年、欧米の主要企業での導入事例が数多く報告されています。国内でもここ2、3年、幾多の先進的企業で導入プロジェクトが推進中であるとの記事が、新聞・雑誌を賑わせています。その一方で悪戦苦闘の結果、思ったような成果が得られなかったケースも少なからず報告されています。
これまでの導入プロジェクトの実体験から、成否を分ける要因を分析してみた結果、共通項として次の5点が要因になっていると考えられます。
◆ERPパッケージ導入の成否をを決める5つの要因
- ERPパッケージの本質理解
- 導入目的の明確化
- 正しい導入のアプローチ
- トップ主導の推進体制
- パートナーとの連携
この5つの要因をしっかりと管理してプロジェクトを推進すれば、ERPパッケージ導入の成功はほぼ約束されたと言っても過言ではありません。ERPパッケージの導入は、これまでの個別システム開発のノウハウとは別物の、多様なノウハウを必要としているのです。
本書はERPパッケージ導入プロジェクトの第一線での筆者の経験を踏まえて、この成否を分ける本質的要因を究明し、避けて通るべき「落とし穴」と「成功の秘訣」そして「推進上の留意点」について提起したものです。